飲酒運転を無くそう!飲酒事故の統計から考える

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全国の警察が、平成28年12月2日の夜から翌朝まで、飲酒運転の一斉取り締まりを行いました。

その結果、酒酔いと酒気帯び運転で摘発された件数は…

なんと240件!!

たったの一晩でこれだけ飲酒運転をしていた人がいるんですね…
自分の想像していた数よりもかなり多かったです。

この摘発件数は年末だから多かったのでしょうか?

飲酒運転について、いろいろ調べてみました。

一週間のうち、飲酒運転が多いのは

今回の飲酒運転の一斉取り締まりは、金曜日の夜から土曜日の朝にかけて行われました。やっぱり休み前が飲酒運転が多いのでしょうか。

まずは、飲酒運転の事故件数が多いのは、一週間のうち、どの時間帯なのかを調べてみようと思います。

下の表をご覧ください。(この表は平成22年から26年までの飲酒事故の累計です。)

飲酒運転の多い時間帯

内閣府「原付以上第1当事者の飲酒運転による曜日別・時間帯別交通事故件数(平成22年~26年の累計)」から抜粋

ぱっと見で事故件数が分かるように次のように色づけしてあります。

  • 青と緑・・・事故件数は少ない
  • 黄色 ・・・事故件数は中間
  • 赤系統・・・事故件数は多い

この表から、飲酒事故が多い時間帯、曜日を見ていきたいと思います。

飲酒運転が多い時間帯

この表を見ると、飲酒による事故件数は

  1. 土曜日の夜から日曜日の早朝
  2. 金曜日の夜から土曜日の早朝
  3. 日曜日の夕方から夜

の順で多いことが分かります。やっぱり休み前が多いです。思った通り^_^;

次の日が休みだから、車で出かけて飲みに行くということですね…
一番多い時間帯は、平日の昼間に比べて事故件数が3倍から5倍増えています

土日に関しては夜のみでなく、早朝の4時くらいまで事故件数が多いので注意です。
自分が飲酒運転していなくても、事故に巻き込まれないように心構えをしておきましょう。

それにしても一斉取り締まりは、土曜から日曜にかけて実施すると一番効果があったと思うんですけど。
警察にもいろいろ事情があるのかな。

飲酒運転の一斉取り締まりの時間
夜から翌朝って何時だろうと思って調べたところ、大阪府と栃木県の県警ホームページに記載がありました。
この2県は夜8時から朝5時で同じ時間帯で実施していました。
おそらく全国共通で夜8時から朝5時だと思います。

飲酒運転の少ない時間帯でも…

平日の昼間は飲酒による事故件数は少ないのですが、それでも多い時間帯の4分の1程度はいますね。

飲酒運転で逮捕される人のうち、男性5割女性4割がアルコール依存症の可能性があるそうです。

アルコール依存症の人は一日中酔っていますから、昼間の飲酒運転はアルコール依存症の人が多いのかもしれません。

アルコール依存症はやめたくてもやめられないという特徴があります。

現在行っているアルコール依存症の対策としては、質問票の義務付けがあります。
この制度は、平成26年6月1日から始まりました。

免許を取得したり更新するときに、一定の病気に関する質問に答えないと手続きができなくするというものです。もし、虚偽の記載をすれば「一年以下の懲役、または30万円以下の罰金」となります。

つまり免許の取得や更新には、アルコール依存症などの病気があるかどうかを正直に答えなければ免許がもらえないんですね。

質問票の中のアルコール依存症に関する項目にチェックを付けた場合は、個別に事情を聞かれます。

アルコール依存症の可能性がある場合は、後日医師の診断書の提出をすることになります。この結果によっては免許の取得や更新ができません。

質問票は平成26年開始なので、免許更新が5年の人すべてが質問票を書くのはまだ先になります。
質問票の効果が現れるといいんですけど。

質問票の内容
質問票には一定の病気があるかどうかを尋ねる質問が5つあります。
そのうちの4番の質問に以下の記述があります。

過去1年以内において、次のいずれかに該当したことがある。
・飲酒を繰り返し、絶えず体にアルコールが入っている状態を3日以上続けたことが3回以上ある。
・病気の治療のため、医師から飲酒をやめるよう助言を受けているにもかかわらず、飲酒をしたことが3回以上ある。

一年のうち、飲酒運転が多いのは

続いて1年のうちで飲酒運転が多い時期を調べてみました。12月が多いというイメージが強いのですがどうでしょう。

下のグラフは年間の飲酒事故件数を表しています。

飲酒運転の事故件数

原付以上第1当事者の飲酒運転による月別交通事故件数(平成22年~26年の累計)より

このグラフを見ると、飲酒運転による事故件数はやっぱり12月が多いですね。忘年会シーズンだし、飲酒事故の件数も増えます。

ただ、12月が多いとは言うものの、飲酒運転は年中起こっている感じがしませんか?

警察の行う「飲酒運転撲滅キャンペーン」は年末だし、イメージとしては他の月よりも2倍や3倍も多いのかと思っていましたが…

では、飲酒死亡事故はどうでしょうか。

飲酒運転の死亡者数

こちらのグラフも平成22年から26年の5年間の統計です。

こちらに関しては、特に12月が多いとは言えません。年間を通じてほぼ同じくらいです。

いや、むしろ12月と1月は少ない方になるのか…
これは意外な結果でした。

上の2つのグラフから、飲酒運転に関しては12月だけ注意していればいいというものではないことが分かります。

年末年始のお酒を飲むシーズンが終わったとしても、飲酒運転はそれほど減りません。
何となく年末を過ぎれば忘れてしまう飲酒運転撲滅運動ですが、継続していくことが大切です。

飲酒事故件数は減少傾向…でも

飲酒事故件数は年々減少しています。

  • 平成12年 26,280 件
  • 平成20年  6,219 件
  • 平成27年  3,864 件

ですから、ピークの平成12年に比べると12分の1くらいになっています。
ただ、減少率は少なくなっています。

平成12年から平成20年までは約2万人も減少しているのに対し、平成20年から平成27年までは約2,400人の減少にとどまっています。

目標は飲酒事故件数0だと思うので、新たに対策を考えないといけないですね。

今後は飲酒運転の前歴がある人やアルコール依存症の疑いがある人には、「アルコール・インターロック」の義務づけが必要かもしれません。

平成28年3月24日に、日立とホンダが携帯型の呼気アルコール検知器を開発しています。手のひらサイズで、従来の500分の1の大きさだそうです。(少し大きいスマホくらいのサイズです。)

性能は、呼気を吹きかけて3秒で成分を検出でき、アルコールが含まれていればエンジンがかかりません。さらにマウスピースもいらないし、スマートキーにも対応しています。

こうした装置が普及すれば義務化も現実的なものになりそうですね。

装置をドライバー全員に普及させるには、価格の問題もあるし難しい問題がありますが…
アルコール依存症のように、自分では飲酒を抑えられない人には必要な装置だと思います。

飲酒運転は一刻も早く無くなって欲しいですね。

アルコール・インターロックとは
アルコールを検知するとエンジンがかからなくなる装置のこと。

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ABOUTこの記事をかいた人

柊にわか(ひいらぎ にわか)といいます。 自分が成長するのが好きな40代の男です。 パソコン、ジョギング、料理、お笑い、映画、ディズニー… ジャンルを問わず、興味をもったら首をつっこんでしまいます。 成長するのが止まったら自分の人生は終わりだろうなぁ。